隣のハットさん!

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ニッポンらぶなハット家のお騒がせ奮闘記 in Canada!!

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キャッシュアウト、日本のスーパーなどのレジで出金可能になる!?

アメリカでデビットカードが普及し始めたのがいつ頃だったのかはわからないが、私がアメリカに留学していた20年以上前にはすでにデビトッカードは存在していた。実際私も使っていたし。でも当時はまだまだチェックブック(小切手)の方が主流だったかもしれない。

カナダでもデビットカード決済可能なお店が1990年代後半は50%程だったのに対し、2009年には99%まで拡大されている。現在は現金よりデビットカードでの取引の方が多く、現金社会は完全に薄れつつある。デビットカードの良いところは、現金がなくても銀行に行くことなく買い物ができるし、お店の多くは端末にカードをタップするだけなので支払いに手間がかからなくて良い。(これはお店がタップできる端末を導入している場合と、購入総額が$100以内の場合である。)タップできない端末や$100以上の購入の場合は、端末にカードを挿入し暗証番号を入力する。クレジットカードと同じ要領だ。

今日の日本のニュースで話題になっていた新しいサービス「キャッシュアウト」は、スーパーなどのレジでデビットカードを使い預金を引き出す新サービスだ。日本でもデビットカードはすでに普及しているが、北米ほどではない。まだまだ現金とクレジットカードが強い気がする。この新サービス「キャッシュアウト」は来年の4月より始まるらしいが、果たして日本でこのサービスを使う人はどれだけいるのだろうか。正直カナダでも「キャッシュアウト」をしている人はたまにしか見かけない。前にも述べたように現金がなくてもデビットカードで十分やっていけるからだろう。今私の財布には小銭が$1ちょっとしか入っていない。日本円にして100円ほど。しかもこの2週間ほど財布の中身は同じ(笑)現金を使わないから現金は必要ない。なのでキャッシュアウトサービスを使う必要もない。もし何かで現金が必要になれば自分の使っている銀行のATMで下ろせば手数料もかからない。急に現金が必要になり、しかも銀行が遠いとかでない限り、このキャッシュアウトのニーズがあるのかがイマイチ不明だ。

もしキャッシュアウトサービスを使用するなら、レジが混雑するのでは?という意見もちらほら見られたが、それはあまり心配しなくても良いと思う。それより現金で代金をきっちり払う人の方がよっぽど時間がかかる。キャッシュアウトするにはデビットカードを端末に挿入し暗証番号を入力する。その後キャッシュアウト希望のボタンを押し、金額を選べば良い。この簡単なステップだけで、買い物の代金を支払い、レシートと一緒に現金を手渡される。もちろん買い物代金と引き出した金額は即座に口座から引き落とされるようになっている。便利といえば便利だ。ただ実際使用するかはどうかは、やはり緊急性と利便性の高さによるのではないだろうか。日本より遥かにデビットカードが普及しているカナダでさえ、キャッシュアウトの需要はそこまで高くない。日本はキャッシュアウトよりまずはデビットカードの普及にもっと力を入れたほうが良い気もする。