隣のハットさん!

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ニッポンらぶなハット家のお騒がせ奮闘記 in Canada!!

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おすすめ洋書絵本 "Stephanie's Ponytail" Robert N Munsch パート1

子供達も大きくなり、すっかり絵本の読み聞かせをすることもなくなった。だんだん家の本棚は小説や漫画の方が多くなり、子供の成長と共に絵本の数もどんどん減っていく。今回の海外移住で残してあったお気に入りの絵本も寄付してしまい、今、家の本棚は夫の難しい専門書や子供達の参考書が顔を並べる。全くもって可愛くない。絵本もとっておけば良かったと今更後悔するも時すでに遅し。お気に入りの絵本は何年経ってもお気に入りだし、可愛らしいストーリーはいつの時代も可愛らしい。自分の記録と思い出も兼ね、大好きな絵本(洋書)をここで紹介していこうと思う。お子さんの絵本選びの参考にしていただけたら嬉しい。

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やはりトップバッターは、カナダのベストセラー作家のRobert N Munschしかいないだろう。実はMunschはアメリカ ペンシルバニア州生まれなのだが、絵本作家として売れ出したのはカナダに移住してから。カナダで人気児童文学作家として名を確立した後、アメリカでも人気を博したわけだが、彼はこの成功の裏で強迫性障害、躁鬱病、そしてコカイン・アルコール中毒と戦い続けてきた。自ら病名を公にし、家族と友人のサポートがあってこそ今の彼があると言う。そして私たち読者に、子供達となんでも話し、子供達に耳を傾け、子供達が問題に直面する時に助けてあげて欲しいと語る。そんな偽りのない人間みたっぷりのMunschは、1999年カナダに功績を残した人に与えられるカナダ勲章を受賞した。そんな彼だからこそ創れるMunschの世界。

ハット家でもMunschの絵本は結構揃えた。本当にどれもユーモアがあって面白い。大人もクスッと笑えるストーリーばかりだ。日本語に訳されているのも何冊かあるが、ハット家のお気に入りはどれも訳されていないようだ。Munschの絵本はどれもわかりやすい英語だし、繰り返しも多いので、英語が得意でなくても問題ない。彼の絵本のイラストの多くはMichael Martchenko が手掛けており、彼のイラストは見ているだけでも楽しい。 

Robert N Munsch パート1では、「Stephanie's Ponytail」を紹介したい。

クラスでポニーテールをしている子がいないことに気がついたステファニーは、ポニーテールをして学校に行く。それをからかうクラスメートを横目に、ステファニーは毎日異なるポニーテールで学校に行く。そのうちクラスメート(先生まで)もが真似っこし始め、最後は衝撃の展開に!みんなと一緒じゃなくても良い。「自分」という個性を大切にして欲しいというMunschからのメッセージが面白おかしく描かれている一冊。

Munschの絵本の中でも1、2を争うオススメ!